2023/11/28
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障子の張り替えをするために知っておくべきポイント
日本家屋では現在でも使われており、仕切りとして利用されている障子。
和紙一枚でできているため破れやすく、年数を負うごとに黄ばみなどの劣化が起こります。
ペットや子どもがいる家庭では、破られることもあるので張り替えを定期的に行う必要があります。
この記事では、障子を張り替えるタイミングなどの知っておくべきポイントや、費用についてご紹介します。
障子を張り替えるタイミング
障子を張り替えるタイミングは、汚れたり、破れたりしたときが目安です。直射日光が当たらない場所にある障子で、およそ3年から5年で張り替えてください。
丁寧に扱っていたとしても、汚れが付き、色が抜けてしまいます。汚れが目立たないとしても、見えない汚れは蓄積されます。
障子の張り替えは法事などの冠婚葬祭など、人が集まるときを目安にすると良いでしょう。障子を張り替えるときは、障子に使われている紙の種類を確認しておきましょう。
和紙が使用されてはいますが、上質なものほど価格や強度が高くなります。
また、白色だけではなく、色付きの障子も販売されています。白色も日本の良さがありますが、近年では空間に合った色の選択も人気です。
自分で貼る場合はおしゃれのために、和紙以外にクロスや布地のものも貼ることができます。
張り替えは業者に依頼するのか、自力で行うかを決める必要があります。障子貼りは自分でも行えるので、依頼するときにメリットやデメリットを考えて慎重に選択しましょう。
障子を長く保つためのお手入れ
障子を一度張り替えたら、長くきれいに保たせるためにもお手入れを行う必要があります。
障子に含まれている原料には、「リグニン」と呼ばれる成分が含まれています。この成分は酸素や日光に当たり続けると黄ばみを発生させます。
この汚れは落とすことができ、洗濯のりを小さじ1杯と水を250ml、キッチン用漂白剤小さじ2杯を混ぜた水で落とせます。
障子の格子部分に当たらないように気を付けながら、霧吹きで少量吹きかけます。何度もかけると破れる原因となるので、1箇所に1度のみ吹きかけるようにしてください。
また、週に一度ほこりを落とすことも大切です。隅の汚れが落ちにくい部分には綿棒を使用します。
破れた場合は部分的に張り替えることで、それ以上劣化することがありません。破れた部分をカッターなどで切り取り、糊を付けて新しい紙を貼って応急処置を行います。
部分的な補強は自分で行うため、和紙ではない紙や布を貼ってもアクセントになります。
また、部屋の換気をするために長時間2枚重ねにしたまま放置はやめましょう。
障子と障子の間は湿気が溜まりやすくなります。湿気が溜まることで汚れの原因になるだけではなく、カビの発生や和紙のたるみやシワにつながります。
外出などして家を空ける場合は、障子を重ねずに閉めて出かけるようにしてください。
まとめ
障子の張り替えは、業者に頼む方法と自力で行う方法の2通りがあります。業者に頼むほうが迅速でとてもキレイな仕上がりになりますが、自力でやれば安上りです。
自分にとって良いと思う方法で張り替えを行ってください。
障子を張り替えるタイミングは、汚れが目立ち、破れたときです。また、最高でも5年経ったら、目に見えた汚れがなくても張り替えるようにしましょう。
業者に依頼して張り替えを行う場合は、「黒澤襖店」をご利用ください。
私達黒澤襖店は、完全自社施工だから中間マージンが発生しません。
私たちは自社で経験を積んだプロの職人による施工のため、高品質で工務店と違って中間マージンが発⽣することなく、スムーズに施工ができます。