2024/05/30
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襖(ふすま)は人気がある?
襖(ふすま)という間仕切り材は日本家屋に無くてはならない存在です。
なんとなく過ごしていると単なるドア、部屋と部屋の仕切りと考えている人も多いですが、インバウンドで外国人が日本を訪れる中でも、襖絵(ふすまえ)の美しさが人気を博している場所もあります。
京都には外国人観光客だけでなく、日本の若者にもフォトジェニックな襖が多く、襖の存在は今、大きく見直されています。
このコラムではそんな襖の構造や特徴、メリットなどをわかりやすく解説していきます。
襖のメリットを知ろう!
1. 独特の「襖」感を楽しもう!
襖は襖紙だけでなく、引手や縁にもいろいろなデザイン、形状があります。一般的な引手に多いのは楕円型や丸型ですが、動物や植物の形をしたものもあります。素材や色も豊富で、金や銀をあしらった豪華なもの、鉄や真鍮(しんちゅう)で出来たもの、木材なら桜や黒檀などが使われることもあります。陶器や漆を塗った伝統工芸的な引手もあって、それぞれにとても奥が深いです。
また、縁は地味なようでありながら、素材や色、デザインが豊富で、襖そのものの印象を大きく左右します。
さらに、これらを自由にチョイスすることもできますから、襖は素材や組み合わせを選ぶ楽しさが多い、というメリットがあるのです。
2.襖の一般的なメリット
・間仕切りとして自由度が非常に高い
襖はスライドして人が行き来することを可能とする間仕切り材ですが、開閉式のドアと違って脱着が容易で、細かく仕切った部屋でも襖を外すことで瞬間的に大部屋にすることができます。
また、開ける場所、開ける量が自在なので、状況やシーンに合わせて出入りする場所を変えられます。
・何といっても軽い
襖は軽量に作られているので脱着やメンテナンスの際、女性でも容易に取り扱うことができます。これは一般的な扉には無い大きなメリットです。
・断熱効果が高い
まず枠を組んでそこに和紙を何重にも貼る構成の襖は、内部に空気の層を持っているので高い断熱性があります。シーズンごとの寒暖差が大きい日本ならではの間仕切り材と言えますね。
・意匠性・芸術性が高い
襖は引手や縁、襖紙などの組み合わせで構成される芸術性と、壁一面をアートにする意匠性を兼ね備えた間仕切り材です。また、寸法があっていれば部屋間での入れ替えも簡単にできるので、移動も含めて自由に芸術を楽しむことができます。
まとめ
襖の構成やその便利さ、楽しさなどについてまとめました。なんとなく持て余している和室などがあれば、襖紙を変えるだけで大胆なリフォームも可能ですから、ぜひこの機会に張替えを考えてみてください。
黒澤襖店は茨城県つくば市で平成元年創業以来、約30年以上に渡って畳や襖、網戸の張替えを専門としている会社です。
地域密着型のきめ細かなサービスを展開することで、今後も地域の方々に愛される会社でありたいと思っています。
畳、襖、網戸の張替えなどお気軽に黒澤襖店にご相談ください。襖紙のデザインなどの問い合わせも受け付けています。