2024/08/27
NEWS
ふすま張替えの目安は?
襖の張替え時期は、ふすま紙の種類や設置されている環境によって大きく異なりますが、10年前後が目安となります。
張替えのタイミングとしては、お葬式、法事などの冠婚葬祭、大事な来客予定がある場合など、
また新年を迎えるお正月前に襖の張替えを行う方が多いようです。
ふすま紙を綺麗に長持ちさせるためには、部屋の換気をこまめに行い、ふすま紙が吸収した湿気を放出させることです。
湿度の高い時期に部屋を閉め切っていると、湿気を吸収したふすま紙にカビが生えることもあります。
また、ふすまを開けっ放しにしておくのも良くありません。ふすまが重なったままだと反りの原因になったり、
前のふすま紙ばかり日焼けしてしまう場合がありますので注意が必要です。
こんな症状が出たら張替え時期!
- 黄色や茶色の染みが目立つ。
- 色あせている。
- 桟の跡がある。
- たるみやシワがある。
- 紙がつっぱっている。
- カビが生えている。
- 張替えから10年は経っている。
襖の張り替えに関するよくある質問【Q&A】
襖の張り替えは何回までできる?
襖と一口にいっても、襖の種類によって張り替えできる回数が異なることをご存知でしょうか。
日本に古くからある本襖は、基本的には何度でも襖紙の張り替えが可能です。襖の縁や引き手を外して古い襖紙を剥がし、新しい襖紙を張ります。
古い襖紙を剥がす作業が難しい場合は、古い襖紙の破れや剥がれなどを補修したうえで、新しい襖紙を上から張ることも可能です。
なお、量産襖(チップボール襖・段ボール襖など)の場合は、古い襖紙を剥がすことはできません。新しい襖紙をそのまま貼り付けることはできますが、1~2回 程度の張り替えが限度となります。
襖の張り替えのタイミングはいつ?
襖の張り替えが必要なタイミングは、襖紙の劣化が気になったときです。例えば、襖紙の変色・シミ・汚れ・色あせ・剥がれ・汚れ・シワ・たるみ・カビの発生などが挙げられます。
襖にも寿命があるため、経年劣化を避けることはできません。なお、襖の寿命の目安は10年前後 といわれています。
襖枠の歪みなど、襖本体の劣化がひどい場合は、交換も選択肢に入れましょう。歪んだ枠組みを修理するよりも、丸ごと交換したほうが費用を抑えられる可能性もあります。
襖紙や襖枠の劣化がそれほど見られない場合でも、「和室の印象を変えたいから」「大掃除の時期だから」という理由で張り替える方も多くいます。
襖の張り替えは専門店に依頼したほうがよい?
重ね張りのできる量産襖であれば、DIYでの張り替えも可能です。
とはいえ、襖のサイズを測ったり襖紙を探したりするのは、時間も手間もかかります。せっかく張り替えの準備をしても、慣れない作業ということで上手に張れないかもしれません。
美しい仕上がりを実現するなら、やはり襖の専門店に張り替えを依頼するのがよいでしょう。DIYよりも多少の費用はかかりますが、準備や作業の負担を考えると、かえって経済的ともいえます。
専門店ならではの豊富なラインナップのなかから、自分のイメージに合った襖紙を選べます。
黒澤ふすま店では襖1本からでも対応できるので、興味のある方はぜひご相談ください。